ドラッグストアの正社員として働くのが「きつい」3つの理由

ドラッグストア

こんにちは、ここです。

この記事を書いている僕は、ドラッグストア勤務歴3年ほど。

現在は辞めてしまいましたが、正社員でした。

この経験から、ドラッグストアの正社員が「きつい」理由を3つご紹介します。

【特にこの記事ではパート・アルバイトと違って「きつい」と思うポイントにした上でご紹介しています。】

<この記事の内容は、あくまでも筆者である僕自身の経験を元にした内容です。そのため、働く企業や地方、店舗によっては状況が異なる場合があります。>

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1.勤務時間が不規則である【シフトが選べない】

正社員としてドラッグストアで働くと、勤務時間が不規則で日常生活全般が不規則になってしまいがちです。

正社員のシフト例

✔正社員のシフトがきつい理由

  • 早番、遅番の両方を勤務する
  • 休み曜日などシフトを自分で決定できない(※1)
  • 一日12時間以上働く日もある【変形時間労働制のため】
  • 睡眠があまり取れないパターンの日も出てくる

(※1:月1~2程度の希望休日、また必要に応じて勤務日・休日の相談は可能)

 

上記の通り。実はこの生活リズムが不規則にならざるを得ない勤務スタイル・睡眠不足こそが「ドラッグストアで働くのがきつい理由」の大部分を占めています。人間関係が苦手とか、売上ノルマ、あるいは忙しすぎて、と言うのは他の仕事でも十分ありますが、ドラッグストア勤務がきつい特徴的な理由はほぼこの勤務スタイル・睡眠不足です。

ちなみに、パート・アルバイトは基本的に契約時に決定した「日数や曜日・時間帯」で勤務することになるので、上記に挙げたことにはなりにくいはずです。

2.連休や長期休暇が取りづらい【良い形で休みづらい】

 <連休>

 週休2日は確保できますが、連休でない場合が多いです。

 例えば、「月曜と木曜」や「水曜日と金曜日」が休日といった感じです。

 正社員の場合は、店舗や人員の事情によって、週ごとに休日の曜日が異なる場合も多くあります。

 ちなみに僕が働いていた企業では、正社員も月に数日の「希望休日(有給ではない)」を指定可能だったため、できるだけこの「希望休日」に連休を取るようにしていました。

<長期休暇>

 長期休暇は取りづらいです。また、ドラッグストアは多くのオフィスワークの会社と違って、土日やGW、年末年始も営業しているため、必然的に長期休暇の機会は少なくなります。

 僕の企業では、基本的に「年2回4連休」の長期休暇が取得可能でした。これ以外にも上司に相談しつつ、有給とうまく合わせることで、3連休以上の取得が可能でした。

しかし確実に、よくある土日休みの仕事より連休数は少ないと思います。

例として、実際2019年には令和の改元超大型10連休がありましたが、ドラッグストアではいつも通り平常運転(週休2日)でした。これがドラッグストア業界の現実です。

<休日や勤務時間外の対応(残業について)>

残業は、多くのドラッグストア企業で人件費削減やコンプライアンス(法令順守)の観点からやむを得ない場合を除いてなくなりつつあります。「シフト(交代)制であり時間で区切りやすいこと」や、「従業員がサービス残業や違法な休日出勤が発生した場合、その企業や上司が処罰される原因となること」等から、サービス残業や休日出勤はなくなりつつあります。

それでもドラッグストアの正社員は、状況によって休日や時間外対応に追われる時が出てきます

特に店長になると、そのお店でもっとも店舗状況を把握している人となるため、たとえ自分が休日であっても他の従業員から電話での相談など、休日対応が発生する場合が多くなります。

 またレアケースですが、病気や体調不良により多くの従業員が欠勤となった場合、人員確保の点から「店長」→「一般正社員」の順番で急きょ休日出勤をせざるを得ないこともあります。【実際、コロナの時期は割とありました。】

<ドラッグストアの働き方の現状>

 ドラッグストアは店舗によっては年末年始も含め365日営業している店舗もあります。また、お薬の資格者の必要性店舗あたりの人員数が少ないことが影響して、正社員が休日出勤をせざるを得ない場面も出てきます。

ドラッグストアの正社員として勤務すると、休日は週によって曜日がバラバラ、連休は取りづらい、場合によっては休日対応など、働き方に関してきついと感じるが数多くある印象です。

近年働き方改革によって、多くの企業で労働環境が改善されつつある状況においても、その働き方、生活スタイルはまだ健康的なものとはいえません。

正直、現状ドラッグストア正社員の休日は「法定休日をただ消化しているだけ」という感じになっています。そのため、休んだ気になりにくいです。

 年間休日日数は、年間120日前後と他の業界とあまり変わらないです。しかし、連休・長期休暇の取りにくさ、自分自身が休みの日でもお店は営業しているため、連絡や相談、新しい営業情報が入ってくることなどにより、体感的な休日はもっと少ない傾向にあります。

ちなみに僕の経験上、「しっかり休んだな」と感じたのは、年に1~2回程度の長期休暇(4~5連休)の時くらいでした。

3.正社員は通勤時間が長い【仕事と通勤以外できない】

正社員だと通勤時間が長いです。

僕が働いていた企業の場合、通勤規定により最長片道1時間半でした。しかし、これは電車やバスなど公共交通機関に乗っている時間だけでして、自宅から駅までの徒歩や店舗最寄り駅から店舗までの時間は含まれていません。

そのため、トータルでは片道2時間近くかかる場合もあります。これで片道です。往復では4時間ほどになります。

では、通勤片道1時間30分がどれくらいヤバいかというと、仮に「13:00~22:00まで」の8時間勤務(残業なし)だとしますね。すると10時半過ぎに自宅を出発し、早くて23:30頃の帰宅。その他には最低限の身支度や掃除、洗濯などの時間が必要なため、正直、通勤と仕事以外まともに何もできません。

このように通勤時間が長いと家で何もできません。朝は早く、夜の帰宅は深夜になります。しかも、ドラッグストアは「9~18時の仕事」ではありません。朝7時出勤の時もあれば、夜は閉店後22時以降の退勤の日もあります。22時以降の退勤の場合、通勤時間的に終電を意識する場合も出てきますよね。

   こんな中、毎日1時間半ほどの通勤時間、何の苦行でしょうか。

   勤務形態、労働時間から考えて、もう少し勤務時間の配慮があっても良いと思っています。

自宅から近い地域には配属されない傾向がある。

正社員の場合、勤務店舗は選べません。にもかかわらず、自宅から近い地域には配属されない傾向にあります。(ただし、入社してすぐの研修期間は例外です。割と近い地域に配属されました。)

 また「遠い地域は一時的で自宅から近い店舗も来るだろう」と思いきや、新人の時以外はほぼ片道1時間以上かかっていました。

【自分の経験例】

神奈川県の相模原地域に住んでいるのに、なぜか東京多摩地域に配属されました。

 実は相模原エリアから東京多摩地域へは意外と面倒で遠いです。東京都心や横浜方面へ出る方が早くて楽なのですね。

ちなみにこのときは片道1時間半以上かけて通っていました。

まとめ:ドラッグストアの正社員がきつい3つの理由

ここまで、ドラッグストアの正社員がきつい3つの理由をお伝えしてきました。

 1.勤務時間が不規則である【シフトが選べない】

 2.連休や長期休暇が取りづらい 【より良く休めない】

 3.正社員は通勤時間が長い【仕事と通勤以外できない】

これ以外にもしんどい部分は多々ありますが、大きな部分はこの3つと思います。

この3つ、正社員がパート・アルバイトと比べて「きつい」共通点、それは働き方です。

1.勤務時間・サイクル

 2.休日

 3.通勤時間

「ドラッグストアの正社員がきつい理由」一言にまとめるとその「働き方」だと思います。逆にこの働き方が改善されるだけで、「割と働きやすくなるのでは?」と思うこともあります。

ドラッグストアで働いていると、

・顧客からの理不尽なクレーム

・レジ対応時間が多すぎる 

・電話対応が苦手

・人間関係   etc

いろいろとつらいと感じることがでてきます。

しかし、クレームや電話対応、人間関係といったことはドラッグストアに限らず、他の仕事でも存在するでしょう。また、これらはその感じ方に個人差があると思います。

 

その点、今回この記事で紹介した3つの「正社員のきつい部分」働き方については、多くの人に当てはまる内容かなと思います。

参考になれば幸いです。

おわり

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